私は学生時代に父親から虐待を受け深く傷ついている友人がおりました。
当時の私はそんな友人のために何かできることはないかと思い自分なりに様々な事を調べましたが結局、当時の自分には何もできず、とても悔しい思いをしていたのを今でも覚えております。
その経験から大学では心理学や社会福祉について学びつつ児童養護施設などでボランティア活動を重ね児童養護業界の現状を学び考え理解を深めてきました。そして大学卒業後は児童指導員として児童養護施設で働き始めました。
施設にいる子ども達も一般家庭の子ども達と同じで、将来の「夢」や「目標」があります。
私もよく子ども達と将来のお話をします。しかし実際に高校3年生になり進学か就職を選択する時になると子ども達は就職を選ぶ子が多くを占めています。その大きな理由として金銭面な問題が挙げられます。なぜなら施設を卒園してからの子ども達は、生活費などを自分自信で工面しなければならないからです。だからこそ子ども達が希望する進路に進むためきっかけを創りたいと考えこのような活動をしております。